Liquefied Petroleum Gas
LPG(エルピーガス)とは英語の「Liquefied(液化) Petroleum(石油) Gas(ガス)」の頭文字をとったもので、原油を精製分離して生産される、炭素と水素を主成分とするガスです。
その構成成分が炭素数(C3H8)の時はプロパン、炭素数4(C4H10)の時はブタンと大きく分けて2種類あります。
ご家庭で広く使われているのはプロパンで、お客様にはプロパンガスの愛称で親しまれています。
LPガス(プロパンガス)の特徴としては・・・
1:持ち運びが簡単で、様々な場所に供給できます。
- LPガスは常温では気体ですが、この気体を少し加圧して放熱すると簡単に液体になります。
この液体をLPG専用のボンベに詰めると、ずっと液化した状態で置くことが可能です。
ですから、お家から遠く離れたバーベキューがしたい!と思ったときや、地震災害などの緊急時に火を使いたい!と思ったときに簡単にご利用できます。
大きさもいろいろあります!持ち運びをご希望の方はご相談下さい。
- 当社取り扱いLPガスボンベ全員集合!
中身は実は液体です!
2:空気より重く、本当は無色無臭です。
LPガスの重さは空気の1.5倍。ガスが漏れると低い方へ流れ、床にたまります。
(※反対に都市ガスは空気より軽いので天井などの上部にたまります。)
LPガスは無色無臭のため、ガスが漏れたときすぐに分かるように、わざとニオイ(※よく「玉ねぎが腐ったようなニオイ」と言われます。)がつけられています。
もしガスくさいと思ったら、窓だけでなく、玄関や部屋の戸をあけて、ほうきでかき出すように換気を充分にしてください。
3:硫黄分が少なく毒性がないクリーンなガスです。
- 大気汚染となる硫黄分をほとんど含んでおらず、とても地球に優しいガスです。
LPガス(プロパンガス)には毒性ガスは全く含まれていませんので、吸っても生ガス中毒になることはありません。
4:LPG(エルピーガス)は高カロリーです。
- LPガスがどのくらい高カロリーか、LPガスと同じような化石燃料である、大手都市ガス会社さんが供給しているガスと比べてみましょう。
都市ガス会社さんが供給しているガスは、「都市ガス」もしくは「天然ガス=LNG(Liquefied Natural Gas)」と呼ばれ、主原料はメタンガスです。熱量(カロリー)を比較すると、大手都市ガスは発熱量が46MJ/m3≒11,000Kcal/m3、LPガスは約24,000Kcal/m3で、約2.18倍のカロリーがあります。
※お引越しなどで都市ガスからLPガスの供給に変わったというお客様は、器具をLPガス仕様に買い替え、もしくは改造する必要がありますので、ご注意下さい。
- プロパンガスならではの強火で作る中華料理!チャーハンもパラパラと美味しく出来上がります。
5:LPガス設備は供給設備と消費設備があります。